2008-05-01から1ヶ月間の記事一覧

貧しさ、あるいは哲学の貧困。

http://d.hatena.ne.jp/hokusyu/20080525/p1 を読んで。そういえばこの手の残酷真理教って、オタクジャンルのフィクションにあってはここ数年来オーソドックスなものであったのかしらん。というか、もう一時期の熱狂はすでに過ぎ去り、ある一つの参照項にま…

素朴さの多様な、或いは段階的な現れについてのメモ

1)情動的反応状況に対する、人間にとっての「自然」な感情の発露が可能であると見なすことで認識可能になる。不快感・怒り・悲しみ・憐憫などの事後的な認定。しかしながら、情動は衝動的なものであり、本来、理由も根拠も必要ないのであって、「自然さ」…

革命的な、あまりに革命的な

id:toledセンセイのお株を奪ったとか謂れのない非難をスターリニスト官僚に浴びせられたので、名誉回復のためにジジェクの本とか買ってみた。とはいえ、こいつの本はほとんど読んだことない。共産党宣言を再読するだかの小冊子とあと1冊か2冊程度。大体、マ…

バーネット・ボロテン「スペイン内戦 革命と反革命」

ここ経由で今しがた知った情報。http://www.shobunsha.co.jp/bibliotheca/society/society_03.htmlバーネット・ボロテンの『スペイン内戦』が遂に翻訳される、もといされていた。でも、2万か。どうしよう。お昼代とアレな目的のためのお金を全部切り崩せばそ…

例の件

まだ、続いてるらしいことに軽く驚く。そして、続いている理由がいつもの如く、何が問題かについての無理解ということに軽くうんざり。まあ、内面化してるからイデオロギーなんだけどね。 もめ事議論について纏める人とかは出てきてないのかな。ワタクシ様は…

DQNはドラクエの何かだと思ってた時期が俺にもありました。

特に参照先はないのですが、ネット上では一時期の盛り上がりは過ぎたとはいえ相変わらずDQN非難が一程度の支持を保っているようです。 DQN嫌いの人たちは、ドラマや漫画でDQN(と目された人)たちが美化されているといって憤ることが屡ですけれども…

陰謀論が浮上しそう。

長文ばっか書いてて疲れたので、しばらくは思いつきや雑感などを書きとめる程度の短いものにしたいと思います。しかし、短く書くためには頭を使わねばなりません。ワタクシ様は無政府主義者として如何なる権力も批判せずにはいられないので、頭部わけても脳…

吾人豈に追昔撫今の情なきを得んや

あれかね、ネット上と現実における差異というのは結局、自分に同意したり反対したりする他人たちの表象が、自分自身の意識にある親和的な他者観念か経験的な形で――従って、絶対的な形で――その存在を刻み込む他者存在かってことなのかな。例えば、何かに賛意…

蛇足

この状況は、あれだ。何かと近いと思ったら、これだ。http://d.hatena.ne.jp/toled/20080407/p1 ただ、この事件について話題にしたブログ(↑以外)をいくつか読んで印象に残ったのは、この青年たちの状況に対する介入への揶揄(やゆ)や迷惑感情の発露である…

日本近代文学史に残る暴力DV男、机竜之介の思い出に。

http://d.hatena.ne.jp/fuku33/20080522/1211444127からはじまって、http://d.hatena.ne.jp/toled/20080523/p1 http://d.hatena.ne.jp/hokusyu/20080523/p1 とか読んで。問題の関心領域が微妙に異なるので、是か非かみたいな話がしたい人たちは読まなくても…

オマワリは燃える方か燃えない方か

http://fnfukuoka.jugem.jp/?eid=153 さて、有徳の志篤く、仁愛と義侠の情に満ち溢れたワタクシ様なぞは、オマワリと口を聞くだけで良心が痛むので*1、なるたけ話をしないで済むようにしたいわけですが、あの手のクズどもは生活のありとあらゆる局面で我々の…

立場はいろいろ、運動もいろいろ。

(追記0522:適当すぎるエントリの所為で引用元の記事を読んでもらえないのもナニなので色々と修正しました。)いい加減、メモしたことを実行に移さなければと思い至るも、そのネタ探しに雑誌をパラパラめくっていたら、ちょっと面白い記事を見つけたので今…

万国のルンプロ諸君、一斉蜂起の日は近いぞ

http://b.hatena.ne.jp/entry/http://eulabourlaw.cocolog-nifty.com/blog/2008/05/post_fb15.htmlhttp://eulabourlaw.cocolog-nifty.com/blog/2008/05/post_fb15.html 全国億千万の無産者にして根なし草の我らが同胞たちに、今日は実に残念なお知らせがある…

意味分からない

http://d.hatena.ne.jp/spiders_nest/20080511/ここのコメント欄にいる愉快な人たちについて。自己責任とか自助努力を云々する人は一人で勝手にやってればいいのに、なんだって労組の取り組みとか運動に口出しするんだろう。大体、全部が本人のオレ道徳に過…

■むー?

この手の話題になると途端にアクセス数が増えるようで、ナショナルボルシェヴィキからオールドリベラルのパターナリストに至るまでのヤポネシア人民ファッショの将来を担う前途有望な皆様におかれましてはイデオロギー的相違の手前にある認識として大方の同…

中国四川大地震の影響についてのテキトーな憶測

さて、今回の事態、各国政府や大小の投資者たちは今頃胸をなでおろしているのか、はたまた不安にかられているのか。 彼らにしてみれば、ある意味、今度の出来事はエクスキューズになりうるし、融和路線=消極的働きかけの方向性に一定度の正当性を与えるとみ…

■怒られるんだろーなー

中国といえば、トロツキストやらアナキストやらの労工闘士たちはどうしているのかしらん。大弾圧を食らいながらもしぶとく地下に潜ってるらしいけれども。返還前までは香港が拠点だったのかなー。ま、どっちにしても弱小も弱小だろうけどな。 http://d.haten…

速水螺旋人の馬車馬大作戦作者: 速水螺旋人出版社/メーカー: イカロス出版発売日: 2008/05/12メディア: 単行本(ソフトカバー)購入: 41人 クリック: 840回この商品を含むブログ (76件) を見るさざんかさっちゃん作者: 林正之出版社/メーカー: 角川(メディア…

■メモ

最近は賃労働の方が忙しくて私生活がめちゃくちゃなんですが、現代における労働の本質ってあれだよね、なんつーか、こう24時間労働させられてる感じ。だって、消費ってのも要は労働でしょ。労働でクーポン券貰って、次の労働のために無理やり消費する、みた…

●そういうわけで、ワタクシ様は本来の意味における日記を書くことにいたします。

長い長いと大不評な当ブログですが、一言ですませられるものを原稿用紙複数枚にわたって書き連ねるのが元々の趣旨ですので、これからも無駄に長くて読みにくい、口語体なのか文語体なのかすらわからぬ文章を書いて、はてな村ノメンクラトゥーラに対する断固…

ヤポネシア人民革命党軍政評議会第440号決議

賢明なる同志そして市民諸兄に対して深い友愛と変わらぬ連帯を以て、我々ヤポネシア人民革命党軍政評議会は以下の決定を通達する。我々は先の革命闘争において、急進的批判カテゴリーである[同志書記長閣下]を有効な戦術手段として規定し、プロレタリア人民…

機関紙「自由意思」

id:font-daさん曰くアナキストは「クィア」らしいです。そして、デモや集会は出会い系なのです*1。そんなわけで出会い系を利用している変態*2さんは黒旗の下に集まれ! それはそうと、近頃は労働の苦しみに耐える毎日なので、今日はテキトーに面白ネタでお茶…

休日の有意義な過ごし方

オマワリは永遠です。それは人類の消えることのない悪です。永遠の悪の表象であり、また実質です。つまり、人類の存亡を賭けた戦いがそこにはあるのです。しかしながら、そんな面倒なことを考えるくらいなら酒飲んで寝てる方が余程有意義です。 Beer is Good…

アカいスキンヘッドと「正しい」弾圧

ネットは広大とかいう戯言があります。そして、また下層階級は反動になりやすいという戯言があります*1。けれども、世界はネットより広大です。物理的な空間である地球もまた、すくなくとも日本語ネット環境よりは広大です。 世の中にはAntifa Skinheadsとか…

左翼と右翼

これとそのブックマークに関して。 若い男性サヨクと付き合うと、めんどくさいのは、理念語りに付き合わないといけないことだ。延々と、社会構想を述べられ、疲れているときは気が遠くなる。私の場合は、私も理念大好きなので、とっても話していて楽しいが、…

で、結局左翼って誰のことなの?

気の乗らない総括その2を書きます。ワタクシ様としてはつい先頃はてなデビューをするまで、今回の騒動に関して、全体としては嫌がらせとして、あるいは建前として双方ともに「普通の人たち」ごっこをしているだけだと思っていたのですが、ちょっと見て回っ…

残業ってなんですか?

皆さまごきげんよう、さて深い友愛と連帯感に支えられた我々革命的人民の輝ける星ことワタクシ様の次なるエントリが前回の続きだと当然にも予想された皆さまにおかれましては誠に申し訳ないのですけれども、まるで無関係なことを書きます。ワタクシ様は二次…