オマワリは燃える方か燃えない方か

madashan2008-05-23



http://fnfukuoka.jugem.jp/?eid=153


さて、有徳の志篤く、仁愛と義侠の情に満ち溢れたワタクシ様なぞは、オマワリと口を聞くだけで良心が痛むので*1、なるたけ話をしないで済むようにしたいわけですが、あの手のクズどもは生活のありとあらゆる局面で我々の自由を侵害して回っているので、どう頑張っても一年に5・6回は相手をしなければならないときがあります。


・県警は、私たちのデモについてブログなどで情報収集し、それが「一般交通に著しい影響を及ぼす」危険な違法・犯罪行為となることを予測し、集会参加者数を優に上回る人数を動員して警備計画を立て、現場で集会を監視し、私たちが「デモ行進をする」「一般の人も参加してください」などと発言していたこと、「打楽器のようなものを持っていた」ことを理由にそれが道交法違反の集団行進にあたると特定し、「市民の生命・財産に危害を及ぼすおそれのある」犯罪行為が行われようとしていたという理由でこれを制止した。

警察への「抗議申し入れ」 | fuf blog


合法マフィアどもの傲慢不遜な越権行為について責めるのは理の当然として、我々がここで注目すべきなのはオマワリの持ち出してくるあれこれの「理由」ではない。如何なる市民に対する、如何なる生命・財産に対する、如何なる危害であるかがまるで不明瞭であったとしても、また(デモが)許可制であること自体不合理であり、道交法が或いは根拠として正当性を持ち得たとしても常に現場で恣意的な適用をするのはオマワリどもであり、こうした一々の非常識な振る舞いがヤポネシア人民ファッショの手厚い擁護を受けている現状そのものが根本的に過ったものであったとしても――それは今ここでの我々の関心事ではない。我々がここで一番注意しなければならないのは、「私たちのデモについてブログなどで情報収集し」とある部分だ。こんなことは随分以前から行われていたし、それゆえにオープンなウェブ上で運動の内実について議論したり検討をしたりといった振る舞いは、常に一定度の危険を伴うということは既に常識の範疇に属するものである。とはいえ、所轄のそこいらのオマワリが例えブラフであったとしても公然と監視を言い放ったという事実を、我々はもう少しばかり重く受け止めておいた方が良いのかもしれない。



原則論を言うなら、一体どういう記述が弾圧の根拠になりうるのか、またブログや掲示板等での書き込みを以てデモを阻止することが許されるのか、と問うべきなのでしょうが、オマワリはあれこれの事由とは無関係に自分の望んだ命令を法的効力があるとか強弁できるのが現状なので*2、こちらとしても現実的には連中に口実を与えないようにしないといけないんでしょうなあ。


ゲリラ的にやりたいなら、大体のコースと時間だけ示し合わせておいて、好き勝手に離散集合するのもいいかもねー。主催者とか居ません、みたいな。それが出来るくらいの力量を持てるなら、そもそもオマワリも阻止できないだろうけどさ。あとはねー、みんな同じような格好するのもいいかも。寄ってきたら解散、ただの通行人ですが何か?みたいな。まあ、確実に引っ張られるけどな。あいつら政治的な動きには過剰反応するし。


しかし、「ブログなどで情報収集」ねえ。つまり、ここで「東京を火の海に!」とか「札幌に内乱を!」とか言ってると目をつけられるということでしょうか?分かりません!

党派的利害や組織的利害に片足以上突っ込んでいる人は、ウェブ上であっても自由にはなれないんでしょうな。警戒心はむしろより多く必要だろうし。ワタクシ様は如何なる組織的利害関心にも関与していないので、無責任な放言が出来るというわけで、個人プレイのミリタントを増やしてゲリラ戦に持っていくと、案外、現行の弾圧は回避できるのかしらん。家宅捜査が入りやすくなるだけ、という話もあるけどさ。

*1:冗談でもなんでもなく、オマワリって単にそこに存在するだけで、なんだか辱めを受けているような感覚を覚えるんだけど。俺だけ?奴らの存在自体が、人間に対する侮辱です。

*2:でも、オマワリはそもそもそういう存在というのも事実。オマワリが単に法に従っているだけとか、法律の範囲内でしか職務を果たしていないとか寝言を言う人は「あたまがわるい」。連中が法を維持するのと同時に法=実効的な命令を定めるという二つの機能を持っていることは、ベンヤミンを持ち出すまでもなく、容易く理解できる話です。