万国のルンプロ諸君、一斉蜂起の日は近いぞ

madashan2008-05-18




http://b.hatena.ne.jp/entry/http://eulabourlaw.cocolog-nifty.com/blog/2008/05/post_fb15.html

http://eulabourlaw.cocolog-nifty.com/blog/2008/05/post_fb15.html


全国億千万の無産者にして根なし草の我らが同胞たちに、今日は実に残念なお知らせがある。高邁な革命的意思と階級的理性に基づく極めて文化的かつ温和な口ぶりで、僕は今まで文章を書いてきた。けれども、奴らは我々の言葉を知らないらしい。彼らの欺瞞的な自己弁護や規範意識などといったくだらないおままごとに付き合うのは、我々無産の民にはもはや耐えがたい。

開かれた国にしていろいろな文化が入るのは結構だと思いますけれども、そういう社会的コスト、そして第3世代まできたときにアイデンティティクライシスに苦しむ若者達をどうするか。こういうヨーロッパの先人達の経験を、きちんと学ぶ必要があります。それが一つ

http://eulabourlaw.cocolog-nifty.com/blog/2008/05/post_fb15.html


在日朝鮮・中国・台湾の人間にその種の事柄は経験されてないんですか。彼らは既に社会内に溶け込んでいますか。へええ、左様ですか。琉球人はどうですか。アイヌ人はどうですか。君らがつい最近まで露骨にやってきて、今では陰湿極まりないやり方で差別している国内マイノリティーには、まるでアイデンティティ・クライシスがないかのような認識は大変脳が茹っているようにしか見えませんけどね。え、暴動や社会衝突の原因になるほどではない?あ、そう。そりゃ、ただ単に抑圧が上手く行ってるってだけの話じゃないか。就職や住居といった生活レベルでどのくらいの劣等条件にあるのか、そして君らがそれを解決する気もなければ、見直す気もないということを僕らはよく知っているよ。君ら、それでよく「先人たちの経験を、きちんと学ぶ必要があります」とか抜かせるな。いやいや、実に素晴らしい話だ。君らの健忘症と被害妄想の根拠なき確信は一体どこから持って来たんだい。そりゃ、こんな国に移民が一定数以上固まって存在したら暴動やら焼き打ちやらは起こるだろうさ。君ら、普段は肩丸めてオマワリの顔色窺ってるくせに、外国人と見るとやたらと自警団ごっこする癖があるじゃないか。おまけに、てめえが無能で抗議の声もあげないからって他人にまでそれ強制したがるだろ。そんな連中のいる社会に来たら、そりゃ誰だって怒るさ。あたりまえじゃねえか。バーカ。まるで国内に外国人がいないかのような感覚の話しぶりからは、本来の欲望が透けて見えるよ。

単純に安い労賃で人を雇いたいからくらいの発想で、もしおっしゃる方がいれば私は絶対反対なのです。

企業の中で、総合職に何人外国人を入れていますか。道具として使うのではないのです。やはり、世界中から優秀な人に来ていただくならそれなりの処遇をしないといけないし、それなりの社会にしないといけないです。


ここにあるのは、紛れもない外国人労働力の現実を知りながら尚無視し、お上品でお行儀のよい人間と思われたい者たちの下賤な欲望が国家意思と一致していることをそれとなく知らせる、最も有触れた政治的アジテートだ。形式において口当たりがよく、尤もらしいバラ色の未来を描いて見せているが、そこに何が潜んでいるかくらいは無学な僕にだって分かる。馬鹿にするのもいい加減にしてくれ。注意して読めば、「高度」とか「優秀な」とか「すばらしい」といった単語が何を示しているのかは、一目瞭然だ。

ただ単に高度人材を倍増計画なんて言っても、「高度」とは何を意味するのですか。

今ある会社の社長の給料の倍を出してすばらしい外国人を雇いますかと、それだけの覚悟はありますかと

普通の日本人よりはるかにすばらしい日本語の論文を書ける、その瞬間に日本国籍をあげるというくらいの発想が全くないのです


ここに書いてあるぞ、このクズ共!お前らがやりたいのは何てことはない、移民資格の設置だろうが。「高度な」人材以外の外国人は要らない、とハッキリ述べているじゃないか。お為ごかしに移民たちの不幸を思いやるふりなんざするんじゃねえよ。ここでの「高度な」という形容詞が意味するのは、収入がそれなりにあるか、あるいはそれが見込める才能と然るべき社会的地位を獲得した「優良」外国人ということだ。要するに、君らの本音はそれだ。


けれども、最も許しがたく最も不愉快なことがある。それはこれらの連中が既に今いる外国人労働者について何も語らないし、その存在などあたかも主題と無関係であるか、或いはそもそもそのような人々などいないかのような顔をして、自分たちの安穏としてクズみたいな日常の公序良俗を侵さない、自尊心と名誉感情を慰撫し自己の穏やかな表情を曇らせることのない――要するにそれ自体が薄汚い、ヤポネシア市民の醜い欲望に忠実な――そのような「外国人」との共生社会に思いを馳せては悦に浸っている、ということだ。君らファシストどもは何時もそうやって、自分たちのお行儀のよさを確認できる建前ばかり探している。薄汚い犬ころよろしく鼻をひくひくさせては、何を漁っているんだい?大笑いだよ。「まだ早い」とか「安価な労働力とみなしてはいけない」とか「きちんとした考えを持って」とか、一体どの口が言うんだい?もう既にいるだろう。君らの住む町や職場の近くにだって、どこにだって彼らはいるだろう。彼らは多くが派遣会社の詐欺まがいの手口によって良いように使い捨ての労働力にされている。彼らはコミュニティーを作ったと言ってなじられ、日本語を学ばないと言って誹謗される。彼らは工場の生産ラインや建設現場、それに最近では農家にも労働者としてやってくる。彼らは、或いは、怪しげな繁華街や都市近郊のルンペンプロレタリアートとしてヤポネシア人の下世話な視線の中で生きている。何の保証もなく、何の救済も与えられずにそこに留め置かれている。彼らはまた蜘蛛の糸にすがるように難民申請を届け出る。彼らは自分たちの置かれた境遇や祖国のありさまを法務省の屑ども相手に根拠として提示する。けれども、その間にも入管の犯罪者どもが彼らの生活を漁り、つけ狙い、的にかけ、強制収容所に放り込んでいく。彼らには何もない。


2004年の段階で既に外国人労働者数は外国人登録を行っている者だけでも197万人以上、不法滞在状態に置かれた者が20万強、合わせて200万人以上いた。今ではもっと増えているだろう。200万人だぞ。それだけの数がいながらまともに認知もされずにいる。隠れた低所得層である外国人労働者たち*1は殆ど無権利状態に置かれている。彼らは都合の良い時に一方的に解雇され、社会保険には入れず*2、放っておかれている。純血ファッショが平気でまかり通るこの国では、純然たるデータとして実証されても人間は存在しないことに出来るし、都合の良い時に悪魔払いに呼び出すこともできる。データだの数値だのグラフだのが大好きな人たちでいっぱいなはずなのに誰一人としてこの事実に何の感慨も抱かない。その境遇は我々のような低所得労働者と大差ないか、もっとひどい。


こうした状況について口を噤んだまま、「優等外国人との共生を云々する輩は全員レイシストの屑どもだ。あらゆる抑圧や排除の論理をソフィスティケートされた形で行うような国家で、己の階級的自覚もないまま煽られるままに無権利状態や屈伏をあたかも道徳であるかのように振りかざす輩は一人残らず極右のゴミどもだ。君らは言うわけだ。彼らは今に至るも同化を拒み、国籍を取ろうとしない。彼らは定住する気もなく、単に出稼ぎに来ているだけだ。彼らはそもそも犯罪組織の幇助を受けて密入国し、犯罪活動に手を染める*3等等…。国民になる気がない?定住する気がない?犯罪の温床になる?だからどうしたって言うんだ、バカ。そこで労働し、生活している全ての居住者に対して、社会的な認知と最低限の保障をするのは当たり前の話だろうが、カス。


住居も借りられない、公的証明もできない、まともな労働条件はまるで望めない。一体何なんだい、これは。君らの生活に必要な生産現場にいる人間たちに対して、よくもまあこれだけ愚劣なふるまいに及べるよ。僕は国籍を持っていて教育を受け、行政サービスを利用でき、医療保険にまで入ることができたけれども、国家は今や僕のような人間たちも当然の無権利状態に置こうとし始めている。やり方はまったく同じだ。階級内に労働の区分けを設けては分断したのと同様に、今度は国民観念を持ち出して誘惑するのだろう。浅はかで間抜けなルンペンプロレタリアートの一部を煽りたて、彼らに自分が恰も共同体のまともな成員であるかのような錯覚を起こさせる気なのだ。奴らは我々に分断統治をしかけて、ほぼ成功を収めてきた。連中を頼る心情は、奴らをして我々の中に敵対性を呼び込む挑発を可能にしてきた。事ここに至って、クズどもは我々の隣人たちをスケープゴートにしようとしている。


国営くそったれ共と合法マフィア共の薄汚いやりくちをよく覚えておこう。君の隣で我々を貶め、我々の隣人を侮辱し、国家存在とやらを押しつけようとすり寄って来る頭のおかしい連中がいたら、君は君自身の階級的憎悪を持ってやり返すべきだ。そして、我々の日常を司る苦痛や恐怖の根の先には奴らがいることを思い出せ。外国人は気に食わない?仲良くしろって言ってるんじゃない。連中と彼らのどちらが自分たちと近い環境に置かれているかを理解して、その上で行動しろって言ってるんだ。それによく考えてみてくれ。彼らは我々と同じように貧しい。そんな人間たちを相手に憂さを晴らしてどうするっていうんだい?第一、それじゃあ憂さはちっとも晴れないんじゃないかね。君の賃金も保険も住居も友人や恋人も、そしてあらゆる人生の楽しみや喜びの何れをも、その暴力は代償しないだろう。でも、たった一つ、我々が己自身を満足させるやり方がある。暴動を起こしてホワイトカラーどもの職場を焼き払え。お上品でお行儀のよい糞ったれの資本家ども、ホワイトカラーども、そして何より役人ども、これらの連中の顔に汚物を投げつけて、奴らの町の真ん中に爆弾を投げ込め。事実だの理屈だの経済法則だの小うるさいインテリ気取りを壇上から引きずり降ろして、頭を踏みつけてやれ。


職を奪われるかもしれないって?君の仕事にそんな価値なぞない。誰も欲しがらないから安心し給え。財源が一層圧迫されるから取り分が減るって?君が国家が貰えるものなどビタ一文無いし、君にその資格は与えらない。期待などするだけ無駄だ。彼らは生活を侵害するって?君の部屋の隣で暮らす餓鬼どもの方が今の君の生活の障害じゃないのかね。心配しなくとも餓鬼どもはあと4〜5年でおとなしくなるさ。凶悪犯罪の温床になるって?どのみち、僕らの誰が犯罪を犯さないで生きていられるんだい?それに彼らの大半は権利と行政サービスに従う気はなくはない。ちなみに僕はまるでない。君もそうだろう。それだけの話だ。話は終わりだ。君は言うね――もう沢山、こんな馬鹿げた話はない、いい加減にしてくれ、もう沢山だ――その通りだ。僕らはどのみち終わってるんだ。希望は戦争とか眠たいこと抜かしてる暇があったら、一人でも多くの仲間を見つけるべきだろう。戦争は数だ。


http://www.ne.jp/asahi/anarchy/anarchy/data/france06knabb.html


連中は我々を汚物が如く扱ってきた。連中は我々から寝る時間も人生を楽しむ空間も、それどころか明日の生活すらも――そして又あらゆる人的結合と情緒的幸福を――要するにすべてを奪ってきた。我々は気がつくと四方八方から攻撃されている。国家官僚と資本家の口真似をする裏切り者だの、消費生活とエコロジーを云々するくそったれ市民どもだの、偏狭な男根主義的な価値観をなすりつけてくる変態オヤジどもだの、公序良俗狂いのファシストどもだの、それにシャカイコーガクだのシャカイガクだのといった繰り言を述べる知的スノッブどもだの、そうした全ての間抜けどもが我々を包囲し我々の生を抑圧し続けている。我々のものを根こそぎ奪い取り、その上まだ憐れんでやろうとこちらを窺っている。諸君、これを許して可なるか!これを認め、頭をたれるが如き屈辱に耐えうるか!犬ころどもを引きずり倒せ!!


もう、たくさんだ!!

*1:外国人労働者たちのうちどのくらいの収入層がどういう内訳でいるのかというデータは僕は現在持っていない。

*2:会社が違法を承知で用意しない。厚労省国民健康保険への加入を渋る。とはいえ、こうした申請が出来るのは勿論合法的に入国した者たちだけだ

*3:そりゃあ、いるだけで犯罪なんだから何処で何したって非合法活動だろうさ。