残業ってなんですか?

madashan2008-05-03


皆さまごきげんよう、さて深い友愛と連帯感に支えられた我々革命的人民の輝ける星ことワタクシ様の次なるエントリが前回の続きだと当然にも予想された皆さまにおかれましては誠に申し訳ないのですけれども、まるで無関係なことを書きます。ワタクシ様は二次元のお花畑の妖精としてデビューしたわけですが、にも関わらず、オタクな話題をひとつも書いていなかったことに今更ながら気づき革命的ネットアイドルとしての警戒心が足りなかったと反省いたしましたので、今回はそうした話題に触れてみようと思います。さて、オタクといえばロリコンエロ漫画の絡みで即座に児童ポルノ法が思い浮かびますが、残念ながらワタクシ様の書きたいことは社会的関心と知的好奇心と教養の心を持つはてな村知識階級の皆様の大好きな後者ではなく、一部の人たちがあまりのことに泣きだしそうになっている前者についてでもありません。まあ、関係なくはないのかもしれませんが。

そういえば、昔、日本の男は全員ロリコンである旨の発言をしていた知人がおりましたが、そして、その憤りは分からないでもありませんが、とはいえ、ヤポネシア民共和国においてその種の発言は反国家的あるいは反革命的行為として即座に攻撃されます。何と言っても60年前から祖国の表象としてセーラー服の女学生が持ち上げられていたわけですし。あとは和装の妻=母親の表象ですけれども、この二つはそもそも親和的です。

ところで、国営くそったれどもが次なる輸出品目として(見当違いの)熱い視線を送っているコンテンツ産業においては大いにその種の欲望が肯定されていますが、ここでは多少事情が違うようです。そこでは良いもの/悪いものの境界を定めるために国家官吏の代弁者たちが棲み分けを勧めています。一体、どうしたことでしょうか。ヤポネシア人民は十代(に限らないかもしれませんが)の女性を慰みものにするという己の利権を手放そうというのでしょうか?けれども、実際のところ電車の中吊り広告が自粛したなんて話は聞きませんから、良き市民たちの穏当で平和的な関係をその露骨な描写によって破壊することがないようにとの道徳的勧告なのでしょう。十代の半裸写真が公共空間に存在するのは大方のオッサンたちの合意を得ているので了承されますが、ランドセルを背負った女優が出ているAVは目をそむけられます。そして、紙切れに書かれた二次元の対象はその欲望故に弾圧されます。問われているのは欲望そのものではなく、欲望の現れ方だという極めてPC的なお話らしいですが、いずれにせよ表現は内容と切り離せませんし、当該の表現に認められた欲望が問われていない等というおべんちゃらを信じる気にはなれません。オッサンが援交少女を買うのは世間的なマナーに反していますが、オタク青年が二次元ヨウジョにハアハアしているのは単純に醜悪です。そして、プチブル的良心はマナー違反よりもまず己の感情的反発を優先させます。ああ、そういや、ヤポネシア人民は売買春に関しては合意の下であるからとかいう良く分からぬ理由で認めていましたっけ。そんな世界で欲望それ自体を認めないのは云々と憤ってみせても無駄です。そもそもヤポンチクが何時、他人の欲望を認めましたか?どうでもいい、は他人を許容する態度ではありません。頭に「自分と関係ない」がつくからです。そして、感情的な嫌悪感や生理的な反発というものは十分「自分と関係」しています。*1自慰行為や妄想はその欲望において判定されます。ええ、良識溢れる皆様は良く仰いますよね――欲望それ自体が問題なのではなく、法においては実践=行為が問題になるべきであり、公共空間においては他人たちへの配慮が問われるべきであり、要するに他人の不快感が問題なのだと。ヤポネシア民共和国の権力の源泉は「迷惑」ですし、その宣言書における「権利」とやらは「迷惑をかけない」と同義です。ところで、自由はそもそも迷惑なものです。


話が逸れました。ええ、正確に言うと、何を話そうとしているのかを忘れました。オタク的話題について書くべきかと考えていたらロリコンエロ漫画が思い出され、ロリコンといえば碇ゲンドウセンセイと宮崎ムスカ閣下くらいしか思い出せないし、その二人で面白い話題なんかあったかしらと首をひねっていた辺りまでは覚えているのですが、さてこの先が思い出せません。たぶん、何も考えていなかったのでしょう。ああ、じゃあ、こないだ発売されたエヴァDVDの話でもしましょうか。うん、えーと、面白くなかった。以上。いい歳こいたオッサン世代に仲間入りしようというこの後に及んで、過去の不快感や反発を持ち越すのもどうかと思うし、いい加減十代の自分を許してやるかと寛大な心の下に鑑賞いたしましたが、少しも楽しめませんでした。だって、ゲンドウセンセイの濡れ場がないんですもの。


それで、あまりに悲しくなったので「オタク的にはエヴァ見なきゃいけないけど10年も前の代物なんざ今更見てらんねえよ、SUCK!という短期なナード青少年のためにエヴァのあらすじを解説するよ!」と称して、海外のMADアニメを紹介するというエントリを考えましたが、はてな内務人民委員のひとに「英語分からないと何も面白くねーよ、この名誉白人気取りが。フレディ・マーキュリーのカマでも掘ってろ、植民地ブルジョワ子弟の屑」とか言われたので止めます。まあ、↓こういうやつです。はてな村オタク教養文化人の皆様方は今更AMV_HELLかよという感じでしょうが、ワタクシ様としてはここ2〜3か月の暇つぶしとしては大層楽しめましたので紹介しておきます。風邪薬とアルコールでラリった状態*2で見るのがよろしいかと思われます。あくまで小学生がうんこ見つけて喜ぶ感じの代物なので。



ちなみにワタクシ様の認識では、エヴァ

1)主人公の父親が出会い系で知り合った十代の女と再婚する。
2)その女に「この早漏!少しはあんたのパパを見習ったら?」と罵られ、出奔。女に拾われヒモになる。
3)さらに男に走るも、変態行為を強要され逃走。囲われ先の女の下に戻る。
4)しかし、覗き趣味の父親によって拉致され、無理矢理、母親とセックスをさせられそうになる。

というあらすじなんですが、劇場版では当局の検閲により編集しなおされていたようです。


あー、そういや、なんだか知らないけどいけ好かない政治局員が右翼反対派を懐柔しようとしてますね。君ら、もっと真面目に敵対しろよ。手打ちとか演出されると総括だの自己批判だの面倒な手続きをする意味がなくなるじゃないか。相手の挑発行為に乗って政治的敵対を顕わにした皆さま方は、全はてな非常委員会としての自覚を持って赤色テロを敢行してください。良きチェキストは良き共産主義者です。ちなみにチェキストの大半は元オフラナなので、今なら反動家やファシストも漏れなく左翼を名乗れます。左翼になったところで何一つ良いことはありませんし、そもそもそんなもの自称してどうするのだろうという気もしますが、問われているのは「左翼」らしいので。

*1:ところで、モラーリッシュな規範意識にとって買春オヤジはキモイだけですが、売春女性は悪です。

*2:あくまで風邪を引いている時に、自己責任でやってください。健康な状態でやる人は単なるジャンキーです。ちなみに鎮痛剤を一緒に飲むとリアルで心臓が苦しくなって冷や汗が出てくるので、死にたくない人はやらない方がいいです