皿洗い資本主義
某Zineに載っていたオモシロポスター。
http://www.crimethinc.com/tools/downloads/#wash*1
資本主義:
きみが皿を洗えば、皿の所有者は利益を得る。
アナキズム:
全員で皿洗いを分担、共有する
ナショナリズム:
汚れた皿のことなんて、今は忘れよう。だって、きみは地球上で最も優れた国家の市民なのだから!
リバタリアニズム:
皿を洗えば洗うほど、オーナーがさらに儲かる
ファシズム:
皿洗いのフィリピン人達は強制送還され、オーナーの中国人達は投獄され、その他全員は軍隊に徴集される。
失業者:
皿洗い場の中に閉じ込められるより嫌なことは、唯一、皿洗い場の中に決して入れてもらえないこと。
ネオリベラリズム:
皿を海外に送って海外の現地人に洗わせることで、自国内で失業率と愛国心を高めるための政策を思うがままに実行することができる。
改良主義:
より少ない量の皿、より温かい水、より長い休憩……。それでも皿を洗うことには変わりない
社会主義:
より高い税金を支払えるために皿洗いの給料がその分だけ上がる。
共産主義:
個々の手段・方法により、個々の要望を実現するため、個々が貢献する……。皿洗い場の外で決められるやり方に従って。
マルクス主義:
シフトの合間に、皿洗いが弁証法的唯物論の真髄について研究し、学んだことによると、皿洗いが皿を洗えば洗うほど、上司がさらに皿を購入できるための意義を見出すことになる。プロレタリアート独裁についての理論はさらに難解であるが、筋が通る素晴らしい考えだと党は主張し、皿洗いを安心させる。党の指導に従い、皿洗いは皿洗いの仲間とともに、大きなリスクを強いるクーデターに参加する。だが、その後、皿洗いは未だに厨房で党の官僚が汚した皿を洗っている現実に心をかき乱される。官僚たちは、自分たちはいずれ衰えると話し、皿洗いを安心させる。
サンディカリズム:
どの皿がいつ洗われるべきかについて討議する会議に代表者を派遣する労働者組織へ皿洗いが参加する。
アナルカ・フェミニズム:
上司のために皿を洗うきみ。そんなきみの家で皿を洗うのは誰?
アナルコ・プリミティヴィズム:
皿自体、もともといらない!
アナルコ・パンク:
洗ってきれいにすること自体クソだ!
蜂起主義アナキズム:
皿を床に叩きつけて粉砕する行為によって政治理論を引き出そうとする非現実的で向こう見ずな試み。
イデオロギー的には蜂起主義アナキズムが大好きですが、心情的にはアナルコ・パンクでしょうか。ヘタレなのでアナルコ・プリミティヴィズムにまでは手が出せません。はんかくめい。