7・5札幌弾圧抗議デモに参加してきたよ。

高円寺は中央公園で本日、17時より7月5日の札幌反サミットデモにて逮捕された三人への支援と警察への抗議の主旨でデモがあったので行ってきました。


杉並警察署のおまわりが公園の金網の向こうにへばりつくという気持ちの悪い状況の中、はじまったデモ。音響機材などは未だ札幌中央署に勝手に持っていかれているので、軽トラにスピーカーのっけて即席サウンドマシーンにしたてあげて、出発。でも、やっぱり何だか緩い。悪い意味で言うつもりはないんだけど、オマワリのシフトがホントに緩々。


まあ、こっちもあんまりヒートアップしたり、エキサイトしない「お間抜け脱力デモ」をやるんだということでもあったので、それなりに気楽に馬鹿なプラカードを掲げて歩く。小競り合いがなかったわけではないけれども、それは札幌であったようなちょっと本気でやばそうな空気ではないので、どっかで安心しながらデモやってて、まあ、でもそれはそれで良いのかしら。どうなのかしらね。とりあえず、先導車(?)の上からオマワリが歩行者の迷惑だから車道に戻れとか怒鳴ってたけど、今日の人数だったら、どう考えても道々をやる気なさげについてくる公安の私服のが邪魔だったよ。道の真ん中に突っ立ってたり、三、四人固まってゴソゴソやったりして。


札幌で会った人とか、ちょっとだけ話した人とか、それなりに同じ顔ぶれがいて、まあ、それはそうなのだろうけれども、人間自体は大して変わらない殆ど知らない人たちだし、別に今回も知り合いと参加したわけではなく、ピンで参加したので、そこだけ見れば条件は変わらないのだけれども、町が違うだけでこんなに感覚も違うのかなというくらいに札幌の時みたいな孤独感というかアウェイ感はなかった。ただ、上にも書いたとおり、ポリ公から放たれる緊張感というか警戒感みたいなものがあんまり感じられなかったので、そのあたりも大いに関係しているのかもしれない。


即席だったし、この短時間で準備した実行委員の人たちには感謝しているのだけれども、ちょっと隊列の中ほど後ろ寄りに行くと、サウンドカーの音が聞こえなかったので盛り上がりにくいといえば、盛り上がりにくかったのは事実。ただ、最後の方で皆で「(仲間を)返せ」コールをした時と公園入口付近に戻ってきた時の密集状態での掛け声はすごかった。やっぱり、あたりまえだけど緩々だからこっちのコールも中々広がらなかったり、散発的だったりしてたけど、最後の締めではみんなで「返せ」コールとシュプレヒコールの気勢をあげられたので良かったかな。


それから、札幌のデモの「非」というか「行儀の悪さ」を言う人たちがいるけど、オマワリの過剰警備と圧迫感に対する自然発生的な抵抗しか――少なくとも僕の見た中では――なかったし、第一そんなに破壊的な行動があったなら、もっと重い容疑がかけられたりするはずだし、各メディアだって報道しただろうけれども、そんなことは全然なくて、相変わらず公安条例違反と公務執行妨害でしょう。オマワリが轢かれたとか言ってたのもあったけど、じゃあ、何でドライバーに傷害がつかないのよ。やっぱり、なんか根本的に変だよ、あの逮捕。


それで、デモ終了後、打ち上げというか集会という名の飲み会があるようだったので出たかったけど、体力的に限界だったので友人と合流して帰りました。


あ、そうだ。関西から来てる人がいて、西成の状況だけれども一人逮捕どころか昨日までに既に二十数人の逮捕者が出てるらしく、しかもまるで報道されないらしい。報道規制を当然とか言ってた馬鹿がいたように思うけど、サミットの蔵相会議が丁度同時期に大阪であったことを考えればその規制は騒動それ自体を存在しないかのように封じ込めようとする意図が見え隠れする。

http://robou.exblog.jp/9142421/

http://kamapat.seesaa.net/article/101893967.html

(via:http://d.hatena.ne.jp/CloseToTheWall/20080703/p1)


とりあえずこれからも色んなデモがあるし、この弾圧関連でも未だ未だ続くっぽいので、出かけられる時はなるべく行動、お金入ったらカンパかな。