ポルノグラフィ―としてのロリペドマンガを表現の自由とかいう回路で擁護したいなら、当然こういうのもアリだと思うんですけど、消費者さまの論理で却下されるんでしょうね。


ところで、今日の一枚は実に時宜にかなった落書きだと我ながら思います。例のナイキ公園問題で使えないものかしらね。といって、こないだの会議にも行けず仕舞いだったので、鬱憤を晴らすために頭の中で適当にでっち上げてみるだけ終わるような気もしますが、とりあえず思いついたので。

さて、それはそうとスニーカー大好きな皆さんには良く知られたそのMIKENIKEですが、


http://members.at.infoseek.co.jp/peacewld/nike.htm

http://www.albionmonitor.com/9606a/nikelabor.html


こういうのでもかなり有名な企業です。CSRとかが大好きな良識的な市民の皆様方はもちろん積極的に不買運動を展開されていることと思われますが、そういう話をしたいわけではなくてですね、今さっき上の記事を読んでいたところ、ワタクシ様の脳みそのオタク回路が嫌がらせ電波を先刻受信いたしまして、フェミニンとか関係なく基本的に大多数の常識人からは忌み嫌われている鬼畜ペド漫画のネタとしてこれを使えまいかと愚考いたしました次第です。

いや、スウェットショップ問題の一環としての教育的見地からですね、読者にも企業にも消費者にも嫌がらせができるという最高の題材だと思われるのですけれども――いやいや、そんなにどん引きしなくても。え、露悪趣味?そんなことはないですよ。反動家諸氏はプロパガンダ芸術という分野をお忘れになられているご様子ですが、本来的にも常識的にも非難の対象となるような俗悪さを逆に利用するというのは大変由緒正しい情宣上の技法なわけですし、ワタクシ様とて単なる暇つぶしだとかたちの悪い冗談として言ってるわけではなく、冗談を大真面目にやることにこそ意義があると信じているからこそ、嫌がらせに政治的意味合いを持たせることに積極的なだけです。まあ、絵とか描けないので実現は難しそうですけど。


で、NIKEとかGAPとか特定の企業名だすと先ず間違いなく訴訟騒ぎになるから、その弱点を逆に利用して独立した生産工場という欺瞞――つまり現地法人ではない単なる契約先の問題であるからメーカー側は関知しないとかいうクズどもの詭弁をいやーな形で描く方向に持っていくのがよろしいのではないでしょーか。たとえば舞台を工場での労働空間に限定して、上司によるレイプが先ずあって、それも日常的なものとして登場させて、被害者か被害者の同僚が色々と戦おうとするけれども、有形無形の圧力でつぶされ、搾取工場は延々とその生産を止めず、また管理職による虐待や暴力はどんどんエスカレートしていくという暗いオチが常道かしらね。レイプものとかだと良くある展開なので、結構すんなり出来そう。で、工場と契約しているブランド企業というのは明示的には登場させないで、姿の見えない不気味で気持ちの悪い存在として描く方がより陰惨なイメージを与えられるので良いのではないかと思います。身なりの良いビジネスマン然とした白人の男がちらっと登場するけど、正体も目的も良く分からないままで、工場長と会っている一コマとかで暗にその正体をほのめかすとか、あるいは前振りとして恒常的な暴力にさらされて無感覚になってしまった主人公に心底同情しているかのような素振りを見せる救済者の役割を担わせておくとか、いろいろと考えられるよね。もちろん、イケメンで洗練された都会人=外国人という外見で。

まあ、ガンスリとか受け付けないんですよ、生理的に。